静岡

町長選、町議選告示

2015年4月22日

◆町長選 吉田、清水で一騎打ち、小山は無投票

 統一地方選の町村長選と町村議選が二十一日、告示され、午後五時で立候補の届け出が締め切られた。静岡県内は三町長選のうち、吉田、清水両町でいずれも現職と新人が出馬し、一騎打ちの選挙戦に突入した。小山町長選は、無所属現職の込山正秀氏(67)が無投票で再選を決めた。六町議選は定数合計七六に対して八十九人が立候補し、すべて選挙戦になった。十九日に告示された一般市長・市議選とともに二十六日に投開票される。

 吉田町長選は、新人で元町議の平野積氏(61)と、五選を目指す現職の田村典彦氏(71)の無所属二人が立候補を届け出た。平野氏は「情報公開を徹底し、町民参画型の町政を目指したい」、田村氏は「国との人脈を生かし、防潮堤のかさ上げで最も安全な町にする」とそれぞれ訴えた。

 清水町長選に立候補したのは、新人で元町議の鈴木勝一氏(45)と、三選を目指す現職の山本博保氏(77)の無所属二人。天然記念物の柿田川を生かした地域振興が議論の一つになっている。世代交代を訴える鈴木氏は「柿田川を保護しつつ、伊豆各地の土産物や情報を集める玄関口にする」との構想を掲げる。二期八年の実績を強調する山本氏は「伊豆半島ジオパークに積極的に参加し、各市町と連携して観光誘客に取り組む」と訴えている。