静岡

統一選後半戦 あす告示

2015年4月18日

◆富士宮市長選、7市議選

 統一地方選の後半戦は十九日、一般市長・市議選が告示される。県内の市長選は富士宮市のみ。市議選は湖西、沼津、三島、熱海、富士、富士宮、下田の七市である。投開票は二十六日。いずれも定数を上回り、選挙戦となる見通し。

 富士宮市長選には、いずれも無所属で、現職で元県議の須藤秀忠氏(68)=民主推薦=と、新人で高齢者支援NPO法人理事の近藤千鶴氏(59)が出馬表明している。

 須藤氏は「世界遺産にふさわしいまちづくり」を掲げ、建設予定の富士山世界遺産センター(仮称)を核にした都市整備を公約する。市立病院の早期改築に向けて、首都圏の大学などから医師を確保し、病院財政の早期立て直しを図る。

 近藤氏は「命のものさしで政治をする」と訴え、浜松医科大と信頼関係を深めることで市立病院の医師確保を約束。医師の負担軽減や広域的な医療連携網の構築を目指す。旧芝川町との合併に尽力した経験から中山間地の活性化を訴える。

◆湖西市議選は19人出馬予定

 十九日に告示される湖西市議選は、定数一八に対して十九人が立候補する少数激戦になりそうだ。子育て支援や地域活性化、産業振興などに対する立候補者の考え方にも、有権者の注目が集まる。三上元市長は十七日の定例会見で「合併から五年間の評価や、市がどのような姿を目指していくかが争点になるのでは」と話した。

 期日前投票の会場は二カ所で、二十〜二十五日に市役所、二十三〜二十五日に新居地域センターで、いずれも午前八時半〜午後八時に投票できる。

 投票は二十六日午前七時〜午後八時に公民館や学校など市内二十九カ所で行われる。午後九時十五分から同市吉美の湖西アメニティプラザで開票され、同十一時半ごろ大勢が判明する見通し。

 四年前の前回選は定数一八に二十五人が出馬し、投票率は69・22%だった。