浜松市長選で三選を果たした鈴木康友市長に十三日、市役所で市選管の初沢明博委員長から当選証書が手渡された。

　初沢委員長は鈴木市長に「人口減少時代に突入し、健全な行財政運営、都市経営が求められる。未来につながる市政運営に尽力を」と要請した。選挙結果を振り返り「投票率の低さに大きな課題を突きつけられた気がした。変幻自在、何にでも対応する力を持たねばならない」と指摘した。

　鈴木市長は証書を受け取った後、記者団に「厳しい時代を必ず乗り切っていけると確信している」と、選挙戦で訴えた政策公約の実現に意欲をみせた。行政区再編については「不安を解消し、意義を理解いただく努力をまずやっていく」と強調した。

　低投票率は「政治、行政に関心を持ってもらえるように国を挙げて努力しなければならない課題だ」と語った。

　県議選の浜松市内の各選挙区当選者十五人、市議選当選者四十六人にも当選証書がそれぞれ交付された。