静岡

県議選を終え、各党会見

2015年4月14日

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 県議選の投開票から一夜明けた十三日、県内の主要政党の代表らが県庁で会見し、選挙結果を振り返った。目標の過半数を維持した自民党は「勝利」、国政の退潮傾向が響いた民主党は「敗北」をそれぞれ宣言し、共産党は四年ぶりの議席回復を喜んだ。各選挙区では当選者への証書が授与され、県政刷新への思いを新たにした。

◆過半数維持し勝利

 自民党県連・塩谷立会長 地方創生の観点から、地方選は今まで以上に勝ち抜かなければならない。過半数維持という最低限の目標を達成でき、勝利は勝利だと思う。ただ浜松市中区など取りこぼしもあった。川勝平太知事には是々非々で対応していく。しっかりと審議し、場合によってはノーを突きつけることも議会の責任だ。

◆厳しさは変わらず

 民主党県連・細野豪志会長 自民の過半数阻止を目標に戦ったが、敗北と認識している。国政で民主の厳しい状況が変わっておらず、非自民の受け皿になれていない。衆院選の総支部長不在も影響した。来夏の参院選までに総支部長を決め、地方議員と連動した活動をしていく。県政与党として、これからも川勝知事を支える。

◆実績が認められた

 公明党県本部・蓮池章平幹事長 厳しい選挙区がある中でも候補者全員が当選できた。四年間の実績をしっかりと伝えられた。政策提言しながら、川勝知事とは是々非々で対応していく。県議選の投票率の低さは、議会が住民の身近にないことの現れだ。議会が何をやっているのか、積極的に県民に発信していく必要がある。

◆県民の声を届ける

 共産党県委員会・山村糸子委員長 貴重な一議席を獲得できた。共産党が不在の四年間は、論戦を戦わせるような場面がなく、「なれ合い議会」だった。中部電力浜岡原発の再稼働問題などで、県民の率直な声を届けたい。選挙戦で党を挙げて街頭から訴えたことで、私たちの思いを届けられた。今後の選挙にも生きると思う。

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