静岡

政令市長選 一夜明けた両氏

2015年4月13日

◆浜松市長選 鈴木さん 晴れやか

当選から一夜明け、自宅前で新聞に目を通す鈴木康友さん=13日午前8時、浜松市中区で

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 浜松市長選を制した鈴木康友さん(57)は、一夜明けた十三日朝、晴れやかな表情で三期目への意気込みを新たにした。自宅前で報道陣に心境を問われると「選挙戦の生活から通常の生活に戻った。公務もたまっているので切り替えていきたい」と語った。

 報道陣の前で新聞を広げて選挙結果を振り返り、「たくさんの票をいただいたので、しっかり三期目のエネルギーにしたい」と市民らに感謝した。妻知寿さん(46)は「引き続き市民のために仕事をして、自分が信じたことを貫いてほしい」とエールを送った。

 十二日は、浜松市中区のグランドホテル浜松で支援者と当選祝賀会をした後に帰宅。「市議選の結果が気になったので、午前一時すぎまで起きていた」というが、午前六時に起床。日課の筋トレを三十分間こなしたという。

 午前中は選挙の残務処理をし、午後から市役所に登庁して公務を再開する。午後二時半からは当選証書の付与式もある。

◆静岡市長選 田辺さんに当選証書

静岡市長選で再選を果たし、当選証書を受け取る田辺さん=13日午前10時32分、静岡市役所で

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 静岡市長選から一夜明けた十三日、再選された田辺信宏さん(53)は市役所で当選証書付与式に出席し、市選管の杉山重夫委員長から当選証書を受け取った。

 田辺さんは午前十時十分、市役所に到着。職員七十人が拍手で出迎えると、玄関前で「ありがとうございます」と深々と頭を下げた。女性職員から花束を受け取ると、笑みを浮かべた。

 付与式では、杉山委員長から「多くの市民が四年間の実績を評価し、次の四年間に期待している。全市民が安全、安心に過ごせる街づくりに努めてほしい」と激励を受けた。

 式後の取材に「四年間過ごした庁舎だが、新しい気持ちで入った」と説明。前回選から得票数を五万票近く増やしたことに「厳粛に受け止め、責任の重さをひしひしとかみしめている。強いリーダーシップを果たしていく上で、どれだけ市民から信任を受けるかが課題だった。大変心強く思っている」と述べた。

 選挙戦の感想を問われ「松浦さんも高田さんも静岡市を思う気持ちは共通で、敬意を表したい。選挙になり、私が四年間やってきたこと、次の四年間でやりたいことを市民に訴える機会をもらったと思っている」と話した。