静岡

県議選 最後の「お願い」

2015年4月12日

有権者に握手して最後のお願いに回る県議選の候補者=11日午後、函南町間宮で

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 県議選(定数六九)の候補者たちも十一日、最後の舌戦を繰り広げた。

 自民党現職の仁科喜世志さん(64)と民主党新人の塩崎敬子さん(59)が争う函南町選挙区(定数一)。これまで山間部などの票を固めてきた仁科さんは、無党派層への浸透を図ろうと、新興住宅地が多い町西部のスーパーを中心に演説した。「民主党は県議会でも少数で全県の声を吸い上げられない」と最大会派の強みを力説。「四年間の実績で判断してほしい」と訴えた。

 塩崎さんは町内全域を選挙カーで回った。午後七時に町西部のスーパー前で、支援を受ける民主党の細野豪志政調会長と最後の街頭演説。「知事与党は民主。函南と県をつなぐ」と訴え「家庭を支える女性の声は生活者の声。みんなと同じ目線のおばちゃん議員になりたい」とトーンを上げた。