静岡

県議選24選挙区きょう審判投票率にも注目

2015年4月12日

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 県議選(定数六九)は十二日、投開票される。無投票当選が決まった九選挙区を除く二十四選挙区で八十一人が五十五議席を争っている。深刻な人口減少問題、停滞する経済の回復、防災対策を争点に、自民党三十二人、民主党十四人、公明党五人、共産党四人、無所属二十六人が支持を訴えた。 

 自民党系の最大会派「自民改革会議」が現状の過半数を維持するかが焦点。自民と民主党系の第二会派「ふじのくに県議団」による一騎打ちとなった定数一の一人区七選挙区での勝敗が結果を左右する。選挙結果は川勝平太知事の県政運営にも影響を与えるため、各陣営は十一日夜まで支持固めに奔走した。共産が四年ぶりに議席を回復するかも注目される。

 前回は過去最低の51・50%だった投票率の低下が懸念される。県選管は大学やJR駅で、ゆるキャラの「めいすいくん」「ふじっぴー」と大学生による啓発キャンペーンを実施し、若者に投票を呼び掛けた。

 投票は一部の地域を除き、午前七時〜午後八時。県議選の開票作業は各市区町ごとに午後八時から九時半までの間に順次始まる。県選管のまとめでは、全選挙区の開票終了は十三日午前一時半ごろ。

(本田英寛)