静岡

県議選 9選挙区無投票なり手増へ知事提言

2015年4月7日

◆「土日や夜に県議会を」

 川勝平太知事は六日の定例会見で、十二日投開票の県議選で三十三選挙区のうち九選挙区が無投票となったことに「県議が専門職のようになっている。誰でも県議会に入れるようなシステムに変える必要がある」と述べ、県議のなり手を増やすために議会改革が必要との認識を示した。

 三日告示された県議選では浜松市西区、南区、北区、浜北区、天竜区、菊川市、御前崎市、藤枝市、裾野市の九選挙区、十四人が無投票当選。知事は「ここまで多くの人が無投票で当選したのでは(議会制度を)直さないといけない。土日や勤務後の夜に議会を開くようにすべきだ」と提案した。

(本田英寛)

◆県議選期日前投票 4、5日で1・08%

 県選管は六日、県議選(十二日投開票)の期日前投票者数が四、五日の二日間で二万六千六百五十四人だったと発表した。選挙戦となった二十四選挙区の総有権者二百四十七万八千三十九人の1・08%に当たり、二〇一一年の前回同期の0・83%を上回った。

 期日前投票は十一日までの期間中に、開設日時が限定される投票所も含めて計百十二カ所で投票できる。市役所や町役場など、各市区町で一カ所は午前八時半から午後八時まで投票を受け付ける。

 浜松、静岡市内では、各市長選の期日前投票もできる。