静岡

候補者駆け回る雨の中 握手、握手

2015年4月6日

 統一地方選前半の政令市長・市議選、県議選がすべて告示されて初の日曜日となった五日、各選挙区の候補らはあいにくの雨の中、駅前やショッピングセンター、桜の名所などにぎわう場所を走り回り、顔と名前を売り込んだ。

■浜松市

小雨の中、花見の人たちと握手をする候補者=5日午後0時17分、浜松市中区の浜松城公園で

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 浜松市中区の浜松城公園には、県議選の民主現職が姿を見せた。傘を差しながら公園内を歩いて回り、花見客にあいさつ。テントを張って満開の桜を楽しむ若者グループには「あいにくの雨でも楽しそうでいいですね」などと笑顔で話し掛けた。

 二十分ほどで公園内を一周し、支持者から「頑張って」と激励される場面も。「雨でも負けずに頑張ります。よろしくお願いします」と頭を下げ、握手して回った。

 この後、五月に開幕する「浜松まつり」の開所式に参加。民主党の国会議員とJR浜松駅近くで街頭演説し、支援を呼び掛けた。

■伊豆の国市

 自民と民主系の二候補が一議席を争う県議選伊豆の国市選挙区。自民現職は伊豆長岡地区と大仁地区を中心に回り、三島信用金庫大仁支店で街頭演説した。政府が進める地方創生に触れ、「市や県で地域をどうするのか決める時代。地域の声を聞いて事業を進めるのが県議の仕事だ」と訴えた。

 民主の推薦を受ける無所属新人は伊豆箱根鉄道の伊豆長岡駅からスタート。狩野川さくら公園では満開の桜を楽しむ花見客に握手して回った。演説で、地元選出の衆院議員の元秘書を経験し国政とのパイプがあると強調。「一人一人の声を必ず県と国に届ける」と声を張り上げた。

(山田晃史、宿谷紀子)