静岡

県議選 無投票は9選挙区 大幅に増加

2015年4月4日

 三日告示された県議選は、三十三選挙区のうち九選挙区で立候補者数と定数が同数となり、計十四人が無投票当選を決めた。五選挙区で六人だった二〇一一年の前回県議選と比べると、大幅に増加した。

 浜松市天竜区(定数一)は政令市移行後三回連続で、御前崎市(同一)は前回に続き無投票。浜松市西区(同二)、南区(同二)、北区(同二)、浜北区(同二)、菊川市(同一)、藤枝市(同二)、裾野市(同一)も今回は無投票だった。九選挙区の有権者数は計約五十七万六千人で、県内有権者の約二割に投票の機会がなかった。

 無投票当選者十四人は全員が現職。定数一の四選挙区はいずれも自民公認候補が議席を確保した。定数二の五選挙区はすべて、県議会最大会派の自民改革会議に所属する自民候補と、第二会派ふじのくに県議団の民主公認・推薦や連合静岡推薦の候補で議席を分け合った。

 前回選で無投票だった袋井市・森町(定数二)、熱海市(同一)、伊豆市(同一)は現職に新人一人が挑む構図で選挙戦に入った。

(今井智文)

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