静岡

浜松2氏、静岡3氏が表明市長選あす告示

2015年3月28日

 浜松、静岡両市の市長選が二十九日告示される。投開票日はいずれも四月十二日。浜松市長選は、いずれも無所属で、三選を目指す現職の鈴木康友氏(57)、県西部地区労働組合連合議長で共産党が推薦する新人の嶋田博氏(66)の二人が出馬を表明。八年ぶりの選挙戦は一騎打ちとなる見通しだ。

 鈴木氏は行財政改革や子育て支援、産業振興を発展・充実させるとアピール。嶋田氏は、大企業優先から市民の暮らしを守る市政に転換すると訴える。現行の七行政区をめぐっては、鈴木氏が再編推進を主張。嶋田氏は七区の維持・充実を主張して真っ向から対立している。

 静岡市長選に立候補を予定しているのは、再選を目指す現職の田辺信宏氏(53)と、ともに新人のドラッグストアチェーン役員高田都子(ともこ)氏(62)、前静岡県商工団体連合会事務局長松浦敏夫氏(62)の無所属三人。人口減少対策やJR東静岡駅北口にある市有地の活用などが争点となる。