静岡市長選（二十九日告示、四月十二日投開票）に出馬を表明している薬局会社役員の高田都子（ともこ）さん（６２）が二十七日、政策を発表した。

　高田さんは人口減少と経済環境の悪化、雇用減少、生活保護世帯の増加を重要な問題と指摘。女性の市民税ゼロと地場産業・観光業などによる雇用創出、企業流出が目立つ清水区を中心に市内への企業誘致の三項目を重点政策に挙げた。

　総額百億円以上の予算を確保して、年間所得六百万円未満世帯の女性の市民税を免除し、三百万円未満世帯の十八歳以上の女性に給付金を出す。消費拡大と県内への女性呼び戻しにつなげる狙い。市役所に成長戦略本部を置いて人口百万人都市の実現を目指す。

　市役所で会見した高田さんは「加速度を付けて人口が減っている。大至急何かをしないと」と強調した。