静岡

県議選 選挙区情勢<7> 

2015年3月23日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆富士宮市(定数二) 現職の2人に新人挑む構図

木内  満 35 無新

吉川 雄二 63 自現(6)

四本 康久 53 民現(2)

 現職二人に新人が挑む構図。保守票の行方が鍵を握る。

 木内氏は新人として二度目の挑戦。子育て世代への共感を広げ、保守層や無党派層への浸透を狙う。

 吉川氏は市長選転出を昨秋まで検討していたが断念。自民票の取りまとめに躍起になっている。

 四本氏は川勝知事を支えた実績を強調。連合静岡の推薦を受け、労組票を固めていく。

◆富士市(定数五) 5議席8人争う

植田  徹 65 無元(5)

遠藤  栄 73 自現(8)

岡村 義久 49 無新

菊池 初彦 62 無元(1)

桜町 宏毅 49 民現(2)

鈴木 澄美 59 自現(1)

西村 綾子 67 共新

早川 育子 55 公現(3)

 現職四人、元職二人、新人二人が五議席を争う激戦区。自民党籍を持つ五人が保守票を奪い合う。

 元職は自民党員ながら無所属で出馬する植田氏と、自民推薦の無所属の菊池氏。それぞれ地盤の市西部、東部以外への支持拡大を図る。新人で自民推薦を受ける無所属・岡村氏は世代交代を訴える。

 自民公認の遠藤氏は八期の実績を武器に市南部の票を固め、鈴木氏は福祉教育の充実を主張する。

 保守混戦の中、民主・桜町氏、公明・早川氏は着実に組織固めを進める。西村氏は市議出身の経歴を生かし、共産ゼロ議席の解消を目指す。

◆沼津市(定数四) 5氏の争いで選挙戦公算大

近藤 泰平 55 無新

杉山 盛雄 56 自現(4)

多家 一彦 67 自現(6)

蓮池 章平 61 公現(4)

曳田  卓 61 民現(1)

 沼津駅周辺の鉄道高架化事業見直しを訴える市民グループが一月末、候補者擁立を表明。現職四人と新人一人による選挙戦となる公算が大きい。

 近藤氏は事業の是非を争点に、浜岡原発の再稼働反対も主張。

 杉山氏はインフラ整備などの実績を強調、企業誘致を訴える。

 県議会議長を務める多家氏は、六期務めた実績を武器に戦う。

 蓮池氏は組織固めに力を注ぎ、若年層への浸透も狙う。

 曳田氏は連合静岡から推薦を受け、地域経済活性化を強調する。