静岡

県議選 選挙区情勢<4>

2015年3月20日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆菊川市(定数一) 現職のみ出馬 無投票の公算

宮城也寸志 55 自現(1)

 前回選で、民主新人との一騎打ちを制した自民・宮城氏が、二期目に向けて立候補を表明している。ほかに動きはなく、無投票の公算が大きい。

 宮城氏はJAや消防団OB、スポーツ団体などからの支援を受け、茶業をはじめとした農業振興や地域防災、子育て支援などを訴えている。地元の小笠地区を基盤に、菊川地区への浸透にも余念がない。

◆御前崎市(定数一) 現職が立候補 連続無投票か

藪田 宏行 68 自現(2)

 前回選に続き、現職の自民・藪田氏以外は立候補を表明しておらず、二期連続の無投票となる可能性が高い。

 党県連政調会長を務める藪田氏は、これまでの実績を訴え、区内全域をくまなく歩いている。浜岡原発の安全対策や海岸地域の津波対策、企業誘致の促進などを強調し、保守層を中心に幅広い支持を集める。

◆島田市・川根本町(定数二) 3氏が2議席争う

大池 幸男 59 民現(2)

河原崎 聖 51 自新

桜井 勝郎 70 無新

 民主現職の大池氏と、自民新人の河原崎氏、無所属新人の桜井氏の三人が二議席を争う。

 大池氏は二期の実績を前面に知事とのパイプの太さをアピール。脱原発などを訴え非自民層への浸透を図る。

 前島田市議長の河原崎氏は知名度アップに全力を挙げる。党各支部の支援を受け、保守票固めに懸命。

 桜井氏は三期十二年の市長時代の人脈を生かし、企業や関係者へのあいさつ回りに力を注ぐ。