静岡

静岡市長選立候補予定者が公開討論

2015年3月20日

◆3氏が独自政策熱く語る

 二十九日告示、四月十二日投開票の静岡市長選の立候補予定者による公開討論会(静岡青年会議所主催)が十九日、静岡市駿河区のグランシップであった。現職の田辺信宏氏(53)、薬局会社役員の高田都子(ともこ)氏(62)、前県商工団体連合会事務局長の松浦敏夫氏(62)の三人が、人口減少やまちづくりなどのテーマごとに各自の政策を語った。

 人口減少について、田辺氏は待機児童数の削減や子育て世代への支援拡充で人口流出に歯止めをかける政策を説明した。高田氏は女性の市民税をゼロとすることで女性を呼び戻す考えを表明。松浦氏は安心して働いて暮らせるまちづくりの重要性を強調した。

 JR東静岡駅北口の市有地の活用では、田辺氏は経済情勢を視野に数百億円規模の大型投資をするべき時期でないとの考えを示した。高田氏は市民の意見を聞くとしながらも、多目的に使えるスタジアムを提案。松浦氏は建設後も維持管理費用が必要な施設は造らず、広場として活用すべきだとした。

 田辺、高田、松浦三氏とも無所属で出馬予定だが、田辺氏は自民、公明両党と連合静岡の推薦、松浦氏は共産党の推薦を受けている。