静岡

県議選 選挙区情勢<3>

2015年3月19日

(立候補予定者の並びは五十音順、カッコは当選回数)

◆磐田市(定数三) 現職に新人が挑む

江間 治人 54 自新

柏木  健 46 無現(2)

野崎 正蔵 51 自現(1)

三ツ谷金秋 69 民現(5)

 現職三人と新人一人による少数激戦。

 江間氏は市教育委員長だった経歴を生かし、教育行政の充実や子育て支援を訴える。

 三ツ谷氏はふじのくに県議団顧問や民主党県連会長代行といった実績を訴え、六選を狙う。選挙区内全域で民主結束を図る。

 柏木氏は浜岡原発の再稼働反対を訴える。「廃炉にすべき」と踏み込み、賛意を示す市民への浸透を図る。

 自民・野崎氏は、二〇一三年六月の補選で初当選した。災害対策や産業振興を強く訴えて、支持拡大を狙う。

◆袋井市・森町(定数二) 前回から一転 三つどもえに

水野 憲司 68 無新

山本 貴史 45 無現(1)

渡瀬 典幸 52 自現(1)

 今月十日に新人が立候補を表明、無投票の前回選から一転、現職二人との三つどもえの争いとなりそう。

 水野氏は「68歳の新人」をアピール、民主系支持層など非自民票の取り込みを図る。

 山本氏は女性や子育て世代など若年層への支持を訴えて二期目を狙う。

 自民・渡瀬氏は保守層を中心に支持固めに努め、現職としての実績を売り込む。

◆掛川市(定数二) 2自民現職に元職挑む構図

東堂 陽一 59 自現(1)

戸塚久美子 56 無元(1)

増田 享大 47 自現(1)

 ともに二期目を目指す自民現職二人に、前回選は僅差で敗れた元職が挑む構図。顔触れが変わらない分、支持層に大きな変化がなく、前回同様の激戦が予想される。

 東堂氏は、市議を務めた旧掛川市地区が地盤。元知事の石川嘉延氏が支援に回る。

 増田氏は、衆議院議員秘書の経験を生かし、幅広い層へ浸透を図る。二十七日に総決起大会を予定。

 一期目は民主だった無所属・戸塚氏は、早々と連合静岡の推薦を取り付けるなど体制固めを図っている。