長野

26日投開票、舌戦大詰め3首長選と23市町村議選

2015年4月25日

 統一地方選後半戦の市町村長選と議員選は二十六日、投開票される。県内の首長選は茅野市長選と朝日村長選など二町村長選、議員選は松本、塩尻、岡谷など六市と十七町村で選挙戦となっている。選挙最終日の二十五日に向け、各陣営とも舌戦の盛り上げを図る。

 茅野市長選は、無所属現職で三選を目指す柳平千代一氏(61)と、無所属新人で元市議の野沢明夫氏(60)の一騎打ち。

 柳平氏は二十四日午前、地元の豊平地区を遊説し、庭先に人影を見つけるたびに車から飛び降り、駆け寄って握手した。「皆さんとつくった市民プランを実行し、安全、安心、確実の視点でまちづくりに取り組む」と語り、自主防災組織の充実強化やスクールソーシャルワーカーの増員を約束した。

 野沢氏はこの日、中大塩地区から街頭演説を開始し、随所でマイクを握った。住民自治組織への加入を義務付ける入区条例の制定断念などを例に、「現市政は調整ばかりでなかなか決められない。決断をする市政に変える」と主張した。保育園の給食費軽減や産業振興担当副市長の設置などの政策を訴えた。

 このほか、立科町長選、朝日村長選でそれぞれ現職と新人が争っている。

 市議選は松本、塩尻、大町、諏訪、茅野、岡谷の六市で定数一一六に計百三十七人が立候補。町村議選は十七町村で定数一九三をめぐり二百二十二人が争っている。