長野

2町村長選が選挙戦入り統一地方選後半戦

2015年4月22日

候補者とともに「必勝、ガンバロー」と気勢を上げる支持者ら=朝日村で

写真

 統一地方選後半戦の七町村長選と二十七町村議選が二十一日告示された。五町村長選と十町村議選が無投票となり、残る二町村長選と十七町村議選で五日間の選挙戦に入った。人口減少へどう対応するのかが焦点となる。投開票は二十六日。

 松川、坂城両町長選と根羽、豊丘、小谷の各村長選は現職だけが立候補を届け出て、無投票で当選が決まった。

 朝日村長選は三選を目指す現職と前副議長の新人の一騎打ちとなり、八年ぶりの選挙戦となった。立科町も現職と新人の戦い。

 町村議選は上松町や根羽村など十町村で無投票となった。無投票は前回統一選の十三町村から減少した。

 無投票も含めた二十七町村議選に立候補したのは、総定数三〇三に対して三百三十一人。内訳は、現職二百人、元職八人、新人百二十三人。うち女性は四十八人だった。党派別では、公明十人、共産三十三人、諸派一人、無所属二百八十七人。

◆8年ぶり選挙戦に 朝日村 

 いずれも無所属で、三選を目指す現職の中村武雄さん(75)と、新人で前副議長の三村清さん(67)が立候補し、八年ぶりの選挙戦となった。

 中村さんは出陣式で二期八年の実績を訴え、「仕上げとして新しい村庁舎を建設し、地域福祉拠点のかたくりの里を高齢者が集う施設に増改築する。村の百年の計をつくる」と決意を述べた。

 三村さんは、出陣式で世代交代の必要性をアピールし「村長が変われば村政が変わる。少子高齢化に歯止めをかけ、希望の持てる村にする。産業を活性化し、元気な村をつくる」と支持を呼び掛けた。