長野

情報透明度を日本一に諏訪市長選に初当選、金子さん意欲

2015年4月21日

当選から一夜明け、笑顔で抱負を語る金子ゆかりさん=諏訪市の事務所で

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 十九日に告示された諏訪市長選で無投票当選を果たした金子ゆかりさん(56)は二十日、同市の事務所で会見し、「透明度日本一のまちという目標を掲げた。情報を公開、共有して市民参加を進める」と、初めて臨む市政運営に意欲を見せた。

 当選から一夜明けて「あらためて責任の重さを感じている」と心境を語り、地方創生法に基づく地方版総合戦略の策定と、JR上諏訪駅周辺を含む市中心部の在り方検討会議の立ち上げに早急に取り掛かる考えを示した。

 地方版総合戦略については「諏訪地域六市町村の共通課題を取り上げた広域版を、他の市町村長と相談していきたい」と述べた。

 無投票当選は「全面的に支持をいただいたととらえることもできる」としながらも、「政策に対する信任が不透明な部分もある。政策を進める時は、丁寧に市民の意見に耳を傾けることが大切」と気を引き締めた。また、市民の前では「背伸びをせず等身大の私でありたい」と、親しみやすさをアピールした。

(中沢稔之)