長野

<終盤情勢 県議選>(下)

2015年4月10日

■長野市区(定数一〇)

西沢 正隆43自現(4)

高橋  宏76無現(6)

和田 明子55共現(2)

山口 典久54共新

竹内 久幸61社現(4)

高島 陽子46無元(1)

中島嘉一郎69無新

埋橋 茂人62民新

太田 昌孝53公現(2)

鎌倉 希旭32無新

風間 辰一53自現(4)

若狭 清史34無新

松橋 達生49無新

鈴木  清67無現(3)

宮川 好正64無新

 定数一〇を十五人で争う激戦区。死去、引退したベテラン議員の票の取り込みにも熱が入る。

 西沢は地方創生への取り組みを主張。高橋陣営は六期当選の実績を強調する。

 共産の和田と石坂千穂県議団長の後継山口は現有議席確保を図る。竹内は市北部を中心に実績を訴える。

 高島は母親の目線を強調する。中島は地盤の松代地区に重点。埋橋は農政票を固める。太田は組織を固め地方創生を主張する。

 鎌倉は若者の働く場づくりを主張。風間は県議長としての経験を訴える。

 若狭は元市議長が全面支援。松橋は実業家としての実績を訴える。鈴木は県と市のパイプ役を強調する。

 宮川は青少年健全育成を訴える。

■須坂市・上高井郡区(定数二)

永井 一雄72無現(3)

村石 正郎75自現(5)

堀内 孝人66無新

土谷フミエ67共新

 現職二人を新人二人が追い上げる。

 永井は労組票を集め、一日十五カ所以上の街頭演説をこなす。村石は個人演説会を重ね、従来の支持層を固める。

 堀内は自民支持層の一部からも支援を受け、郡部での知名度向上を目指す。土谷は市議時代の支持層を固めて追い上げる。

■中野市・下高井郡区(定数二)

深井 克純58無新

小林東一郎56無現(2)

丸山 栄一59自現(2)

 現職二人と新人一人が競り合う。

 深井はスキー場を生かした観光振興策を訴える。小林は民主、社民の支援を受けて実績を訴える。丸山は個人演説会を重ね、保守層への浸透を図る。

■千曲市・埴科郡区(定数二)

小川 修一47無新

下崎  保77自現(7)

荒井 武志63無現(1)

 現職二人と新人一人が競り合う。

 小川は小まめな街頭演説で知名度向上を狙い、世代交代を訴える。下崎は企業回りや個人演説会を重ね、従来の支持層を固める。荒井は労組票を固め、出身の旧戸倉町に加えて坂城町でも支持拡大を狙う。

■佐久市・北佐久郡区(定数四)

清水秀三郎47無現(2)

今井 正子65無現(3)

桃井  進55自現(1)

小山 仁志39無新

藤岡 義英43共現(1)

花岡 賢一35無新

 六人ともそれぞれの支持基盤を持ち、混戦模様だ。うち五人の地盤が佐久市。各陣営とも郡部票の取り込みを狙う。

 清水は商議所青年部の支援を得て、雇用の拡充を訴える。今井は地盤の立科町を中心に、女性票獲得を目指す。自民の桃井は、木内均衆院議員の支援を得て組織を引き締める。

 小山は井出庸生衆院議員の応援を受けて戦う。共産の議席死守を目指す藤岡は、支持無し層への浸透を図る。花岡は、羽田雄一郎参院議員の後援会「千曲会」をフル活用する。

 (敬称略)

 【注】届け出順。投票日基準の年齢、選管届け出の党派、現元新の別、当選回数の丸数字−の順▽党派名の略称は、自=自民、民=民主、維=維新、公=公明、共=共産、社=社民、生=生活、次=次世代、陽=太陽、気=元気、改=新党改革、減=減税日本、愛=日本一愛知の会、大=大阪維新の会、諸=諸派、無=無所属

 ※政党要件を満たす政党と、地域政党で代表または党首が都道府県の知事か政令市の市長である政治団体の他は諸派