長野

伊那市区など10選挙区が無投票

2015年4月4日

 無投票で当選を決めた十選挙区の十五人は、三日夕、支援者と喜びを分かち合い、今後へ意気込みを語った。

 伊那市区(定数二)では、自民現職の向山公人さんと無所属新人の酒井茂さんが当選した。向山さんは午後五時半すぎ、支持者が待つ祝勝会場で、大きな拍手に迎えられた。あいさつで「初めての無投票当選。支援いただいた皆さんのおかげ。伊那谷の課題を一つ一つ解決し、伊那市が地域をリードできるよう頑張る」と決意を語った。

 酒井さんも午後五時すぎに選挙事務所に戻り、支持者に拍手で迎えられた。「選挙戦という形でないが、多くの人から信任を得られた結果。移住定住の促進、過疎化対策を最重点課題として取り組む」と力を込めた。

 駒ケ根市区(定数一)で無投票当選を決めた無所属現職の佐々木祥二さんは、市内の多目的施設で開かれた祝勝会で支持者らとともに万歳三唱。「後援会活動で尽力いただいている皆さんの勝利。駒ケ根市のため、皆さんの夢の実現のために一生懸命働くことを誓う」と五期目への意気込みを語った。

 東筑摩郡区(定数一)は自民現職の清沢英男さんが当選。朝日村を遊説中に三期連続の無投票を知り、山形村の報告会場に駆け付けた。支持者一人一人に深々と頭を下げ、「県の地方創生の総合戦略に意見していく。人口減少対策や交通網整備など、中信地域全体の活性化に力を注ぐ」と意気込みを語った。

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