長野

10選挙区、無投票か県議選

2015年4月3日

 統一地方選前半戦の県議選(定数五八)は三日告示され、十二日の投開票に向け、九日間の選挙戦に突入する。二十六選挙区に計八十六人が立候補する準備を進めており、十選挙区で無投票となる可能性が高い。告示前日の二日、県庁に投票を呼び掛ける懸垂幕が掲げられ、選挙ムードが高まってきた。

 昨年十二月の衆院選で大勝し、二十人を公認した自民や、衆院選比例北陸信越ブロックで二〇〇三年以来の議席を獲得し十人を擁立する共産など各政党がどこまで勢力を伸ばすか注目が集まる。

 松本市区(定数六)では、六政党と諸派の計八人が立候補を予定しており、党派色の濃い戦いになりそうだ。飯田市区(定数三)には、前回と同数の五人が立候補を予定する。現職が市長選への立候補を表明している諏訪市区(定数一)では、市議二人と元市議一人の三人による激戦が予想される。一方、現職四人のみが立候補を表明している上田市・小県郡区(定数四)をはじめ、計十選挙区が無投票となる見込みだ。

 立候補の届け出は三日午前八時半〜午後五時に各市役所や合同庁舎で受け付ける。