三重

3市議選も告示

2015年4月20日

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◆四日市市議選 定数34に46人立候補

 今回から二減の定数三四に対し、前回より二人多い四十六人が立候補。現職二十八人と新人十八人による激しい選挙戦が始まった。

 党派別では自民三人、民主三人、公明五人、共産三人、無所属三十二人。女性は現職一人を含む三人。

 朝から雨。各候補は出陣式で、傘を手にした支持者たちに決意表明すると、選挙カーに乗り込んだ。市中心部は選挙カーが行き交い、スピーカーから候補者の名前が響いた。横に細長いポスター掲示板も、昼ごろにほぼ埋まった。

 雨がやんだ午後は、近鉄四日市駅前で街頭演説をする姿も。通行人に向かって「立候補者が多く、たいへん厳しい状況。皆さんの手で市政に送り出してほしい」と訴えた。

 (吉岡雅幸)

◆鈴鹿市議選 38人が出馬

 定数三二に対し、現職二十七人、新人十一人の計三十八人が立候補した。前回より三人多く、特に白子地区など海岸部からは多数が出馬。一定の地盤を持つ有力新人が多く、激戦になりそうだ。

 党派別では、自民三人、民主三人、公明三人、共産三人、無所属二十六人。自民は現職の二人を新たに公認にし、民主と共産はそれぞれ新人一人ずつを加えた。

 多くの候補は出陣式に続いて選挙カーで遊説へ。市内のイベント会場や駅前、大型ショッピングセンター付近などを駆け回った。人の集まる場所や交通量の多い車道沿いで街頭演説をしたり、道行く人と握手をしたり。地域活性化、防災、少子高齢化対策などの課題を訴える候補が目立った。

 (鈴木智重)

◆鳥羽市議選には17人

 定数一四に対し、予想された十七人が立候補。過去三回は候補者数が定数より一人多い少数激戦だったが、今回は新人六人が名乗りを上げた。現職は九人、元職二人。

 党派別では維新、公明、共産が各一人で無所属十四人。女性は一人。離党四島のうち神島、坂手島、菅島からの出馬はなく、陸部の候補者が増えた。

 各候補者とも出陣式の後、雨模様の中で遊説に出発。直面する過疎高齢化対策に地域活性化や少子化施策を掲げ「故郷の鳥羽を元気に」「若さで鳥羽を変えたい」などとアピールして支持を訴えた。

 ある現職陣営は「新人の動向がつかめず、当選ラインが読めない」と話すなど、激戦の様相を呈している。

 (中谷秀樹)