三重

「全員公認戦術、反省も」自民県連会長が県議選受け

2015年4月19日

 自民党県連会長の川崎二郎衆院議員は十八日の記者会見で、過半数獲得を目指しながら二十一人の当選にとどまった十二日の県議選(定数五一)を受け、「二十六人全員が公認候補として戦った戦術が果たして良かったか、あらためて反省したい」との認識を示した。

 県議選は民主・連合系勢力の二十三人全員が当選し、会派「新政みえ」としては最大勢力の維持に成功した。

 川崎氏は、自民勢が改選前から二議席を減らした要因として、投票率の低下と候補者の準備不足を挙げる一方で「政党同士のぶつかり合いだと思っていたら、民主党を名乗って選挙をした候補は少なかった。公認候補二十六人を真正面からぶつける選挙は空回りだった」と強調。党派としては民主九人、新政みえ五人、無所属九人を擁立した民主・連合系の「政党隠し」が奏功したとの見方を示した。

 川崎氏は、三重県が開催候補地として急浮上している主要国首脳会議(サミット)をめぐり、「外務省は岸田文雄外務相(の地元)の広島に相当力を入れているようだが、警備の問題からすれば軽井沢(長野県)と三重が強い気がしている」と述べた。

 (相馬敬)