三重

鈴木県政、きょう審判知事・県議選、最後の訴え

2015年4月12日

 統一地方選前半戦の知事選、県議選は十二日、投開票される。選挙戦最終日の十一日、知事選は団体役員で無所属新人の藤井新一氏(56)=共産推薦=と、再選を目指す無所属現職の鈴木英敬氏(40)=自民、公明、新政みえ推薦=は最後の訴えに声をからした。県議選の各候補も選挙区内を飛び回った。 (相馬敬)

 投票所は県内二十九市町の計八百七十九カ所に置かれる。投票時間は午前七時〜午後八時だが、十七市町の投票所で一〜三時間、終了時間を繰り上げる。開票は明和町、大台町などで午後八時から始まり、津市や四日市市などは同九時半にスタートする。

 知事選は午後十一時ごろに大勢判明の見通し。翌日の午前零時半には全市町で開票が終了する予定。

 県議選(定数五一)は無投票当選の八選挙区を除く九選挙区で投票が行われ、残り三十六議席が決まる。県議選の無投票区でも知事選の投票はある。

 多気郡選挙区では午後十時に開票を終えるが、いずれも八人で定数七を争う少数激戦の四日市市選挙区は午前零時、津市選挙区は午前一時までかかる見通しだ。

 前回の知事選、県議選の投票率はそれぞれ55・69%、57・10%。前回と比べ知事選の候補者は三人から二人に減る一方、県議選の無投票選挙区が五から八に増えた。これらの要因が投票率を押し下げる可能性があり、県選管は積極的な投票を呼び掛けている。