三重

<県議選の注目点>新政みえ、勢力守れるか

2015年4月3日

 民主・連合系の会派「新政みえ」が最大会派を死守するか、自民勢が逆転するかが最大の焦点となる。改選前は新政みえ、第二会派「自民みらい」のいずれも過半数を確保していない。新人三人を立てた共産が、前回選で失った議席を奪還するかどうかも注目だ。

 新政みえは単独過半数の二十六議席以上を目指して候補の擁立作業を進めたが、公募した県南部の二選挙区での擁立を断念。擁立は現有と同数の二十三人にとどまった。改選後の構成によっては無所属議員らとの連携も視野に入れる。

 自民は単独過半数を占めることが可能な二十六人を擁立。現職は自民みらいに十八人、自民系少数会派「鷹山」に三人が所属する。自民みらいと鷹山は昨年、四年前の知事選で、ともに鈴木英敬氏(現職)を支援した公明、みんなの党(当時)とタッグを組み、自民勢として正副議長ポストの独占に成功した。

 県都の津市と県内最大人口の四日市市(ともに定数七)はいずれも八人が立候補し、少数激戦になった。