三重

知事選に藤井氏出馬へ

2015年2月15日

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 四月投開票の三重県知事選で、共産党などでつくる政治団体「県民本位のやさしい三重県政をつくる会」は十四日、県民主医療機関連合会事務局次長の藤井新一氏(56)=写真=の擁立を決めた。共産党が推薦する。

 知事選には自民、公明の両党が推薦する現職の鈴木英敬氏(40)が再選を目指して出馬表明しており、民主党は独自候補を擁立しないため、鈴木氏と藤井氏の一騎打ちになる見通し。

 藤井氏は十四日、報道陣の取材に「非正規雇用が四割に近づくなど県民の生活はすごく大変なのに、知事には見えているのか。県民の暮らし、命を守る政治に切り替えたい」と話し、子ども医療費の窓口無料化などを目指すとした。

 藤井氏は秋田県出身で津市在住。製薬会社社員や赤旗記者などを務めた。一九九六年の衆院選三重1区で共産党から立候補し、落選している。