岐阜

市町長に1新人3現職17市町村議も決まる

2015年4月27日

写真

 二十六日に投開票された統一地方選後半戦で、県内の首長選では瑞穂市で新人が勝利し、残る三市町は現職が当選した。十七市町村議選では、全二百八十一議席の顔ぶれが決まった。

 瑞穂市長選は、市長と市議会の自民党系会派との対立が焦点。市道認定をめぐって市議会の百条委員会から不正を認定された現職堀孝正さん(73)に、百条委設置を主導した自民系最大会派に所属していた元市議の新人棚橋敏明さん(65)が挑んだ。両者の対立を批判する新人鳥居佳史さん(60)との三つどもえとなったが、自民の推薦を受け、市政刷新を訴えた棚橋さんが激戦を制した。

 現職と新人の一騎打ちとなった土岐市長選は、企業誘致などを訴えた現職加藤靖也さん(60)が県議や市議らの支持を手堅くまとめ、新人の加藤修さん(42)を破って再選した。

 垂井、坂祝の両町長選は八年ぶりの選挙戦。垂井は現職中川満也さん(60)がいずれも新人の藤墳理さん(54)、井上正貴さん(49)を下して四選。坂祝も現職南山宗之さん(59)が、元町議長の新人和田雅彦さん(55)との接戦を制して三選を果たした。

 議員選は岐阜、大垣、高山、多治見、関、中津川、美濃、羽島、土岐の九市と養老、関ケ原、垂井、神戸、大野、坂祝、富加の七町に白川村で行われた。

 市議選には総定数二〇一に対して二百三十七人が立候補。岐阜、大垣、中津川、関の四市で前回から定数が二〜三減し、厳しい戦いになった。

 町村議選は総定数八〇で九十二人が選挙戦を展開。山県、瑞穂両市議補選も投開票され、山県で三人、瑞穂で二人が当選した。