岐阜

9市議選の期日前好調最終投票率の上昇なるか

2015年4月26日

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 二十六日の投開票日を前に、県内の九つの市議選で行われている期日前投票が好調だ。

 五日目となる二十四日現在で、既に四年前の総数(六日間)を超えた市もあるが、最近の傾向では、期日前投票の増加が最終的な投票率の上昇につながらず、選管関係者は「この勢いが、投票率アップに結びついてほしい」と願いを込める。

 大垣市は二十四日夜までの五日間で、一万四千九十四人が投票を済ませた。前回同日比の二倍以上で、前回の総数八千三百四十五人も大きく上回っている。大垣市議選は、定数減にもかかわらず立候補者が増え激戦。市選管は「七人も落選する選挙だけに、市民の関心も高いのでは」と分析する。

 三十八議席を五十人が争う岐阜市も、五日間で前回選の総数を超えた。ただ、二〇一一年の前回選は、〇七年の前々回選に比べて期日前投票が23%増えたにもかかわらず、全体の投票率は4・52%下落。市選管は「投票の前倒しではなく、何とか全体の投票率も上がってほしい」と話す。

 二十六日は九市議選で計三百四十五カ所の投票所が開設され、二十五日はその準備作業が行われた。投票は午前七時にスタート。一〜二時間締め切りを前倒しする六十九カ所を除き、午後八時まで投票できる。