岐阜

8年ぶり選挙戦に垂井町長選は三つどもえ

2015年4月22日

出陣式で気勢を上げる候補者(左下)と支援者ら=垂井町で

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 四選を目指す現職の中川満也さん(60)に、共に新人の藤墳理さん(54)、井上正貴さん(49)が挑む三つどもえとなった垂井町長選。前回の無投票から一転、選挙戦となり、三期十二年続いた中川町政の継続か、刷新かが争点となる。

 中川さんは「地方創生の時代、継続が必要だ。継続する中でさらに発展させていく。そんな思いで次の四年間を頑張りたい」と実績と経験を強調。

 一方、藤墳さんは「いろいろな課題があるが、今まで中川町政に足りなかった部分をフォローし、次の四年間で確実に前進させる決意だ」と力を込めた。

 井上さんは「現職の十二年にはこれと言った実績がない。売り出せる観光地はたくさんあるのだから、町長自ら県外、町外に売り出したい」と意気込んだ。

◆坂祝町長選は一騎打ち

 三選を目指す現職の南山宗之さん(59)と、新人で元町議長の和田雅彦さん(55)の一騎打ちとなった坂祝町長選。八年ぶりの選挙戦となった。

 南山さんは、各務原市と坂祝町を結ぶ国道21号バイパスの来年三月の全線開通をにらみ、「まちづくりはこれから。町民の皆さんと約束したことを、次の四年間で果たしたい」と抱負を語った。

 和田さんは、町が計画した子育て支援拠点施設の建設について「中央公民館や小中学校も耐用年数が過ぎていく。新しいハコモノをつくって解決するわけではない」と、あらためて批判した。