土岐市長選候補の公約
2015年4月21日
当選したら何に取り組むのか。土岐市長選が十九日に告示された。再選を目指す無所属現職の加藤靖也さん(60)と元名古屋市議で無所属新人の加藤修さん(42)の公約を紹介する。=上から届け出順
◆企業誘致で雇用生む 加藤 靖也さん(60)
▼産業・観光
企業誘致で雇用を生み、街の魅力を高め、若者の定住化を図る。
伝統工芸の技術を保護、育成し、陶磁器産業を支援する。
▼市役所の建て替え
防災の強化や市民サービス向上を目指し、新庁舎を建設する。
▼医療・福祉
周辺の医療機関との連携を強化し、地域医療の確保に努める。
子ども・子育て支援事業計画を進め、認定こども園を整備する。
包括ケアシステムを構築し、認知症対策を強化、充実させる。
▼JR土岐市駅前
県道の新土岐津線と駅前広場を整備する。
▼防災
地域で防災講演会や防災リーダーの育成などを行う。
◆医師の確保最優先に 加藤修さん(42)
▼医療・福祉
市立総合病院を改革する。医師不足の解消に最優先で取り組む。
産婦人科の設置を急ぐ。病児、病後児保育にも力を注ぐ。
高齢者や障害者に優しい市を目指す。
▼市役所の建て替え
立ち止まって計画を見直す。市民の意見を聞き、考える。
▼JR土岐市駅前
住宅政策を含め活性化対策を行う。
▼産業・観光
美濃焼の産業、文化、観光を三位一体で推進する。
▼防災
地域に適した命を守る災害対策を行い、防災計画を作る。
▼その他
市民の声を政治に生かす「開かれた市政」を実現する。
◆市役所建て替え、明確に態度対立 2氏比較
公約を比較すると、市役所の建て替えへの態度が対立している。靖也さんは新庁舎の建設を掲げ、推進する。修さんは市民の意見を聞くための見直しを唱える。
医師が不足する市立総合病院への対応も異なる。靖也さんは周辺の医療機関との連携、修さんは病院の改革を訴える。
駅前の活性化策も重点の置き方が違う。靖也さんはハード面の道路や広場の整備、修さんはソフト面の住宅施策を強調する。
陶磁器産業や地域防災は支援する方向で一致している。
(山本真士)