岐阜

「インフラ整備する」山県、再選の林市長が決意

2015年4月20日

無投票での当選が決まり、孫の宗太朗君(左)と咲希ちゃんを抱いて喜ぶ林宏優さん=山県市内の事務所で

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 無投票で再選した山県市長、林宏優さん(63)。午後五時半に山県市東深瀬の事務所に戻り、出迎えた支援者らに緊張した面持ちで深々と頭を下げた。万歳三唱も笑顔が少なかったが、孫の宗太朗君(4つ)と咲希ちゃん(1つ)から花束を受け取り、ようやく表情を緩めた。

 前回は新人三人での激戦を勝ち抜いただけに、今回の無投票当選は「四年前より高揚感は無いが、同時に不安も無い」。一期目に取り組んだ、部長制廃止や課削減といった行財政改革には批判もあったが、「市民から一定の理解を得られた。一期目の経験を生かし、次の四年間でしっかり結果を示すのが責務」と決意を述べた。

 東海環状自動車道・西回り区間が開通予定の五年後を見据え、「高富インターチェンジ(IC)周辺の整備や市内のインフラ整備を進めたい」とも。公約として掲げた保育所の実質無料化やIC近くのバスセンター整備などは「六月の市議会定例会から、順次補正予算を出す」と説明した。