岐阜

自民分裂の8選挙区に注目県議選あす投開票

2015年4月11日

 統一地方選前半戦の県議選(定数四六)は十二日に投開票を迎える。選挙戦となっているのは、二〇一一年の前回より五つ多い十五選挙区で、計三十一議席を五十一人で争う。投票は十二日午前七時から、二十七市町村の五百二十七カ所で始まる。

 十五選挙区に立候補している五十一人の内訳は、現職と新人がそれぞれ二十四人、元職は三人。党派別で見ると、自民二十人、民主四人、公明二人、共産四人。無所属二十一人のうち一人は自民の推薦、別の三人は民主の推薦を受けている。

 十五選挙区のうち八つで、自民系の分裂選挙が展開されている。うち美濃加茂市は自民系無所属の一騎打ちで、ほかは、自民を離れた元市議、町議が党の擁立候補に挑む構図。また、県内の全二十七選挙区で定数が最多の岐阜市は、九議席を十二人で争う。

 今県議選で無投票だった十二選挙区では、いずれも現職の十五人が既に当選。党派別では、自民十二人、民主一人で、無所属二人のうち一人は自民から推薦を受け、もう一人は、県議会の民主系会派に入る意向だ。

 県選管は投開票当日の十二日、十五選挙区の投票、開票状況をホームページで速報する。

 (統一地方選取材班)