岐阜

38議席を50人が争う岐阜市議選直前情勢

2015年3月26日

 統一地方選挙後半戦で行われる岐阜市議選(定数四一)は、四月十九日の告示まで一カ月を切り、立候補予定者がほぼ出そろった。引退やくら替えで現職七人が出馬せず、立候補予定者は現職三十二人、元職四人、新人十四人の計五十人。開会中の市議会定例会で、定数を三減らして三十八議席にする条例改正案が可決される見通しで、激戦が予想される。

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 自民は、山田大(70)、堀征二(70)、大野邦博(67)、大野通(75)、林政安(64)の当選五回以上のベテラン五人が引退。一人が県議選にくら替えする。現在自民系の三会派に所属する松岡、浅井、渡辺要、高橋正、国井、竹市、須賀、杉山、須田、石川、大野一、黒田、谷藤、若山の十四人に加え、別会派の信田も公認。新人のうち無所属の早田、長屋、渡辺貴の三人に推薦を出した。選挙後に三会派を一本化する方向で調整しており、改選後も議会運営の主導権獲得を狙う。

 民主公認は現職松原和と元職鷲見の二人。ほかに現職の柳原、富田が推薦を受けて、無所属で立候補する。維新は今統一地方選での県内唯一の公認候補として、新人沢井を擁立する。

 公明は現職の辻、山口、西垣、江崎、小堀の現職五人を公認し、議席維持に全力。一人が県議選にくら替えする共産は、堀田、井深、原の現職三人と新人山越を公認し、現有議席の確保を狙う。

 無所属のうち、現職は会派「無所属クラブ」の服部勝と田中、「市民ネット」の西川、松原徳、「クラブ青空」の和田、「市政ぎふ未来」の石井がそれぞれ出馬する。元職は丸山、浅野、高橋和が立候補。新人は青谷、可児、郷、佐藤、高木、土屋、野本、服部学、前山が立つ。

 =敬称略

(統一地方選取材班)