県議選情勢(下)東濃、飛騨地区
2015年3月22日
【多治見市】(定数二)
山本 勝敏51 自現(2)
高木 貴行36 無現(2)
自民の山本が保守層の支持を固めた。高木は民主を離れたが、連合岐阜から推薦を受ける。二回連続で無投票になる公算が大きい。
【中津川市】(定数二)
早川 捷也71 自現(6)
平岩 正光59 自現(3)
伊藤 駿介26 無新
鷹見 信義68 共新
自民の早川、平岩に民主推薦の伊藤と共産の鷹見が挑む。早川は地盤の旧恵那郡北部を中心に農林関係団体や地域の集会を訪問。平岩は出身の青年会議所の人脈を生かし、主に市中心部を回る。伊藤は労組の支援を頼りに後援会づくりを急ぎ、知名度向上を狙う。鷹見は党支持層のほか、街頭演説で政党支持なし層への浸透を図る。
【瑞浪市】(定数一)
渡辺 真73 自現(4)
山田 実三60 無新
自民県連副会長で元県議長の渡辺に、元自民市支部幹事長で元市議長の山田が挑む。自民系の市議会最大会派「新政みずなみ」は渡辺の支援を決定。渡辺は国、県とのパイプの太さや四期の経験を強調する。山田は後援会を軸に、世代交代をアピール。市内各地の会合にも精力的に顔を出す。
【恵那市】(定数一)
水野 正敏56 自現(2)
自民の水野以外、立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。
【土岐市】(定数一)
矢島 成剛65 自現(3)
小関 祥子62 共新
木股与司夫56 無新
自民の矢島は、地元の自治会や陶磁器工業協同組合の推薦も受ける。三度目の挑戦となる共産の小関は、スーパーや市役所前で演説しつつ、業界、市民団体へのあいさつ回り。元自民県議の長男の木股は、小中学校の同級生や同年代の地元住民が中心となり、後援会の案内を配っている。
【高山市】(定数二)
高殿 尚52 自現(1)
小井戸真人50 無新
川上 哲也51 無現(3)
八年ぶりの選挙戦。自民の高殿は、保守層を中心に支持者へのあいさつ回りを重ねる。民主から推薦を受ける小井戸は、市議を五期務めた知名度を生かす狙い。四選を狙う川上は、街頭演説を重ね、政党支持なし層にアピールする。
【飛騨市】(定数一)
布俣 正也50 自新
高原 邦子57 無新
自民の布俣と、自民に離党を届け出た市議の高原による一騎打ちの見通し。布俣は、自民県連の公募により擁立された。一方、その公募で選ばれなかった高原は無所属で立候補する予定。古川町数河の産廃処分場建設計画に関しては、いずれも「反対」の姿勢を示している。
【下呂市】(定数一)
駒田 誠69 自現(5)
自民の駒田のほかに出馬の動きはなく、無投票の可能性が高い。