愛知

小浮さん「再生させる」豊明市長選

2015年4月27日

支持者と握手を交わす小浮正典さん=豊明市の事務所で

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 現職と新人二人の三つどもえの選挙戦となった豊明市長選を制したのは元副市長の小浮正典さん(46)だった。事務所に詰め掛けた支持者を前に「これまでで最も弱い候補だったが、最も強い人たちに支えられ、皆さまと一丸となった勝利。必ず豊明を再生させる」と笑顔で腕を振り上げた。

 小浮さんが事務所に姿を見せたのは午後十時半ごろ。既に当選が決まり、熱気に包まれた事務所内から「うおー」という歓声と拍手が湧き起こり、小浮さんは支持者と握手したり抱き合ったりして喜びを分かち合った。

 副市長を退職後の二月下旬に出馬を表明。大阪市出身で知名度不足が課題だったが、選挙戦では連日駅前やスーパー前に立ち、市民に「顔を見せる」ことに努めた。

 若い世代の人口減少や財政基盤の弱さなど課題は山積みだが、小浮さんは支持者から花束を受け取ると「市の現状を必ず変える」と力強く約束。何度も「ありがとう」と繰り返した。