愛知

7割の選挙で投票率低下“地方選離れ”深刻に

2015年4月27日

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 県内の市町長選、市町村議選の各投票率は、激戦となった江南、豊明、田原、東栄の四市町長選と一部の市町村議選で二〇一一年の前回を上回ったが、約七割の選挙は下回った。十二日投開票された県議選も三回連続で過去最低の投票率を記録しており、有権者の“地方選離れ”は深刻さを増している。

 県選管によると、県内の平均投票率は市長選56・11%(前回56・21%)、町長選72・12(同83・71%)、市議選51・31%(同54・99%)、町村議選54・34%(同57・01%)。軒並み前回より下がり、いずれも過去最低を更新した。

 選挙別で投票率が前回を上回ったのは、四市町長選のほか江南、豊明、あま、長久手、飛島、美浜、東栄の七市町村議選。定数二〇を三十五人で争う激戦となった豊明市議選は55・93%と前回より0・24ポイント上がった。

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