愛知

美浜、東栄町長選は現新の争い大治、幸田、設楽で無投票

2015年4月22日

 統一地方選後半戦で県内では二十一日、美浜、東栄の二町長選と十四町村議選が告示された。このうち大治、幸田、設楽の三町議選はそれぞれ立候補者数が定数と同じとなり、計四十人の無投票当選が決まった。二町長選と残り十一町村議選は五日間の選挙戦に入った。投開票日は四市長選、二十三市議選と同じ二十六日。

 美浜町長選は、ともに無所属で、元町会計管理者の神谷信行さん(61)と、三期目を目指す現職の山下治夫さん(58)が立候補を届け出た。

 争点に浮上するのは、総事業費二百三十三億七千万円と見込まれている町の公共下水道整備計画。少子高齢化、人口減少に歯止めがかからない中、巨額の税金を投入して整備することの是非に、町民の関心が集まる。

 将来の負担増に反対の神谷さんは「今止めなければ実施されてしまう」と主張。山下さんは「皆さんと議論を重ね、決めていきたい」と町民の声を尊重する姿勢を見せる。

 二十日現在の選挙人名簿登録者数は一万八千七百三十八人。

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 東栄町長選は、ともに無所属で、再選を目指す現職の尾林克時さん(65)と、新人で元副町長の村上孝治さん(57)の二人が立候補を届け出た。

 過疎高齢化が急激に進む中、国の地域再生政策を取り入れた町づくりや財政健全化など町をどう活性化させるかが、主な争点となる。

 二十日現在の選挙人名簿登録者数は三千百九十四人。

 (統一地方選取材班)