<市政の課題 豊明市長選に向けて>(上)
2015年4月17日
◆機械器具製造業 大倉野重幸さん(75)=新栄町
経営者の立場からみると、市は収入を得るためにもっと努力すべきだと思う。入り口のお金をしっかりしないで「これをやります」なんて言っても駄目。
これまでも企業や店舗が進出する話がいくつもあったが、地元との調整などでうまくいかなかった。「民間の話だから」ではなく、市が明確なビジョンを持って間に入り、リーダーシップを発揮していくべきだ。
市議会とも、建設的な議論をしてほしい。前進することを前提に取り組んでほしい。私は九州出身だが、子や孫は豊明がふるさと。もっといい街にしてほしい。
◆豊明団地自治会長 山岸牧男さん(74)=二村台
団地内では住民の高齢化が進んでいる。近くに二軒のスーパーと診療所があって環境はいいけれど、エレベーターもないし、買い物に出掛けるのも大変な人もいる。自治会に入っていない人もおり、本当に困っている人を把握しきれない。表に出てこないそういう人こそ支援が必要で、どう関わっていくかが課題だと思っている。
団地外のことでは、市内には駅が三つあり、豊明インターもある。人が集まるいい条件があるのに立ち寄るところが少なく、利点を生かしきれていないと思う。財政は厳しいかもしれないが、にぎやかさを創出してほしい。
◆主婦 山内フミヨさん(67)=西川町
車の運転免許証を持っていません。自宅は市役所や図書館から近く、病院やスーパーもすぐ行ける距離にあるので、生活するには便利な場所だと思う。困ったときは家族や友達の車に助けてもらっています。
名鉄前後駅まで行くときは市バスの「ひまわりバス」をよく使いますが、もうちょっと本数が多いと便利だなと感じています。私が使う時間帯は、一本乗り過ごすと、次は約一時間五十分後。待てないので名鉄バスを使ってしまいます。市バスは、せっかく手ごろな値段で利用できるのに、もったいないなと思います。