愛知

県議選投票率38・50%3回連続で過去最低

2015年4月13日

写真

 県議選の投票率は38・50%で、四年前の前回選を3・51ポイント下回り、三回連続で過去最低となった。前回注目を集めた減税日本や日本一愛知の会などの「地域政党」が退潮気味だったことに加え、二月の知事選で共産以外の主要政党が現職に相乗りしたことで政党間の主張の違いや争点が分かりづらくなり、有権者の関心が低下したとみられる。

 名古屋市内の投票率は36・42%で、県議選と同市議選の日程がずれた前回の32・71%を3・71ポイント上回ったが、全体を大きく押し上げるには至らなかった。

 労組系の組織票が固く、各種選挙の投票率が比較的高い豊田市が無投票となったことも影響した可能性がある。無投票が前回の七選挙区から二十選挙区となったことも盛り上がり不足を招いた。

 また、県内では昨年十二月の衆院選、今年二月の知事選、今回の県議選と約四カ月で三回の選挙が続き、組織や有権者の「選挙疲れ」が出たとの見方もある。

 選挙区別の投票率が最も高かったのは、新城市・北設楽郡の58・55%、最も低かったのは名古屋市中区の28・56%だった。男女別では男性が38・73%、女性が38・28%だった。