愛知

共産議席奪還なるか県議選あす投開票

2015年4月11日

 百五十五人が立候補した県議選(定数一〇二)は十二日の投開票に向け、最終盤を迎えた。五十五選挙区のうち、無投票当選は二十選挙区の三十人。他の三十五選挙区の七十二議席を百二十五人が争っている。

 二月の県知事選で主要各党が大村秀章知事を支援した「オール与党県政」の中、野党として現県政を批判する共産は豊橋市(定数五)、一宮市(同)などで計十一人を擁立。十二年ぶりに議席を奪還できるかが注目される。

 昨年の衆院選で、県内初の議席を獲得した維新は岡崎市・額田郡(定数五)や名古屋市内を中心に十二人を立てた。前回、地域政党に流れた票を集めて党勢拡大の足掛かりをつくれるかどうかも焦点となる。

 自民は現有四十七議席を上回る六十人を擁立。議案を否決したり、議長、副議長ポストを独占したりできる過半数の確保を目指す。

 民主も現有二十三議席を大きく超える四十人を立てた。前回、地域政党に流れた票をどこまで戻せるか。

 公明は六人全員当選が目標。生活は一人、次世代は二人を立て、初の議席獲得を目指す。無所属十九人の中には、前回減税日本で当選した三人、日本一愛知で当選した三人が含まれる。

 期日前投票は大半の投票所で十一日午後八時まで。

 (統一選取材班)