愛知

各陣営の個性も熱戦上着の色統一、マスコット…

2015年4月5日

鮮やかな緑色のジャンパーを身に着けた陣営関係者=東浦町で

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 三日に舌戦がスタートした県議選では、知多半島の各陣営の個性もぶつかり合う。運動員らのジャンパーなどの色を統一する以外に、マスコットを登場させたり、夫婦同伴で選挙区を駆け回ったりする候補も。さまざまなイメージ戦略を駆使しながら、有権者への食い込みを図る。 (統一地方選取材班)

◆大府市選挙区

 大府市選挙区の自民現職は、黄緑色をイメージカラーに。「さわやかで目に優しく、新緑の前にちょうどよい」と自画自賛。県議選に初挑戦した二十年前から使っており、色で候補者を見分けてもらう効果も狙う。

 対抗する民主新人は、「さわやかさ」を前面に出そうと、空を連想させる淡い青に。選挙区内を駆け回る遊説用の自転車の色も、そろえた。「政治経験がない分、しがらみもない。若さ、潔白さ、清新さを表現した」

選挙事務所に置かれたマスコットのクマのぬいぐるみ=東浦町で

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◆常滑市選挙区

 常滑市選挙区の自民新人は濃い青を選択したが、昔から中日ドラゴンズのファンだったことが理由。「ナゴヤドームでよく応援した。今年こそ頑張ってほしい」。あやかったドラゴンズの活躍を願いつつ、県議を目指す。

 生活新人の陣営では十九日告示の市議選に立候補する予定の夫も同行し、有権者らに手を振る。「彼は私の一番の支持者。しっかり応援してもらう」と候補者。夫婦二人三脚で有権者への浸透を図っていく。

◆知多郡第一選挙区

 知多郡第一選挙区の自民新人は、緑にそろえた。「出身地の岐阜県中津川市と似ていて、知多半島の豊かな自然が大好きだから」。街頭演説に繰り出すと、有権者から注目を集めるといい、陣営は好感触をつかんでいる。

 民主現職の選挙カーや事務所には、オレンジの服姿の五十センチほどあるクマのぬいぐるみが登場。二〇〇七年の県議選の際、「車の空席が寂しい」との理由でお目見えして以来、陣営に欠かせないマスコットとなった。