愛知

全区で4党派激突名古屋市議選に136人

2015年4月4日

 名古屋市議選(定数七五)は三日、全十六選挙区で計百三十六人が立候補した。四年前、河村たかし市長の「減税日本」旋風が吹き荒れた時とは様相が変わったが、立候補者数は前回(百三十八人)とほぼ同数。九日間の激しい選挙戦が繰り広げられる。投開票は十二日。

 十六選挙区のうち、立候補者が最も多いのは中川区(定数七)と、緑区(定数八)の十二人。千種区(定数五)が十一人、南区(同)と天白区(同)が十人。自民、民主、共産、減税の四党派は全ての選挙区に候補者を立て、ぶつかり合う。中でも自民は定数五以上の十一選挙区のうち、西区を除く十選挙区で二人の候補者を立て、自民票のかさ上げを狙う。

 維新は、東区を除く十五選挙区に擁立。現有議席の維持を目指す公明は現職十二人で手堅い戦いをみせる。

 前回は減税の候補として当選したが、今回は減税を離れて出馬する議員が目立ち、県議からの転身を含め十四人いる。四人が民主や維新、次世代にくら替えし、十人が諸派や無所属で臨む。

 期日前投票は四日から十一日までの午前八時半から午後八時まで、選挙人名簿に登録されている区の区役所や支所で受け付ける。