福井

26日投開票論戦ラストスパート

2015年4月25日

 敦賀市長選は、いずれも無所属新人の市体育協会長、中村紀明さん(60)と元市議、渕上隆信さん(54)が争う。中村さんは住宅設備会社社長として培った経営感覚を生かし、産業団地の誘致や財政健全化に務めると主張。渕上さんは市内百三十一人の区長を通じ市民の声を市政に反映させ「市民が主役のまちづくり」を目指すと訴える。終盤は両陣営とも知名度アップを図り、票の掘り起こしを狙う。

 八年ぶりの選挙戦となったあわら市長選は新人で学習塾経営の大下重一さん(68)と、現職の橋本達也さん(60)が激突。大下さんは企業支援に力を入れることなどを訴えながら草の根の運動を展開。橋本さんは組織的な運動で二期八年の実績と少子化対策の重要性を訴えている。

 福井市議選には定数三二に対して三十九人、敦賀市議選には定数二四に対して二十六人が立候補。各候補とも地縁を生かしたり、政党・団体の支援を受けたりしながら票の上積みを図っている。

 高浜、おおいの両町議選はそれぞれ定数一四に対し、高浜では十五人、おおいでは十六人が立候補し、少数激戦。政策面などで舌戦を繰り広げている。

 あわら市議補選(被選挙数一)には二人が出馬している。