福井

あわら市長選第一声

2015年4月20日

◆大下重一さん(68)無新

「市民の生活を良くしたい」と話す大下重一さん=あわら市花乃杜1の事務所前で

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 市の最大の使命は、市民の生活・暮らしをより良くすること。主役の市民をおろそかにしてはまちに元気が出ない。観光も大事だが、偏った税金の使い方で市民に我慢が必要なら本末転倒。観光と温泉に税金を投入すれば税収が上がるかは疑問で、将来ビジョンを持って投資しなければならない。企業誘致・支援、農業振興への投資により、ものづくり産業でにぎわう活力あるまちにしたい。

 合併時に三万一千人いた人口は、二万九千人に減少した。長く連携してきた旧坂井郡六町が一緒にならなければ市民の幸せを実現できない。地名は郷土への愛着や誇りの原動力。消えた「金津」という地名と漢字の「芦原」を懐かしむ声に応え、市長給与の半減も公約する。

◆橋本達也さん(60)無現

「明るい市をつくりたい」と語る橋本達也さん=あわら市大溝3の事務所前で

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 あわら市は消滅可能性都市ともいわれ、地方創生にどう対応していくかが大きな課題だ。人口減少対策には若い世代が住んで、生んで育てたくなるまちづくりが大事と考える。それを支えるには地域社会づくりと財源の確保が重要で、これまでに中学までの医療費無料化、認定こども園の五歳児保育料無料化を実施した。

 県の支援を受けながら進めている温泉街の整備とともに、観光では農業との連携なども視野に入れて取り組む。北陸新幹線の県内延伸を控え、大きな仕事が控える重要な時期でもあり、これを機に市街地を東西に結ぶ道の整備にも力を入れる。子や孫のために、皆さんとともに信頼と協力で、力強い、明るい市をつくり上げていきたい。

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