福井

知事選投票率、過去最低の48・59%

2015年4月13日

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 知事選の投票率は前回より9・46ポイント低い48・59%となり、過去最低となった。三回連続で現職対共産新人の一騎打ちという新鮮味に欠ける構図だったのが要因とみられる。県議選が無投票で、知事選のみの投票となった選挙区が、前回の三から五に増えたことも影響した。

 知事選では一九九一年の51・77%が最低だった。戦後の県内の大型選挙で投票率が50%を割ったのは初。昨年十二月の衆院選県内小選挙区でも投票率は戦後最低の50・00%を記録しており、県民の政治離れが続いている。

 今回の結果を十七市町別にみると、知事選だけの投票となった四市が特に低調。大野市は31・56%、勝山市は39・07%、鯖江市は30・28%、坂井市は33・19%にとどまった。全有権者の三分の一を抱える福井市は、県議選とのダブル投票になったが、46・92%と盛り上がりを欠いた。

 一方、県議選の投票率は、選挙戦となった七選挙区の平均で54・50%。過去最低だった前回を5・86ポイント下回り、ワースト記録を更新した。自民現職と無所属元職が一騎打ちした丹生郡選挙区が68・56%で最高だった。