第十八回統一地方選の前半戦は十二日、投票され、即日開票される。福井県知事選には、共産新人の金元幸枝氏（５７）と、四選を目指す無所属現職の西川一誠氏（７０）＝自民県連、民主県連、公明県本部推薦＝が立候補。福井県議選は、無投票の五選挙区を除く七選挙区で選挙戦となっている。全選挙区の大勢が判明するのは十三日未明となる見通し。

　知事選で、無所属現職と共産新人による一騎打ちは三回連続。福井県知事選初の女性候補となる金元氏は、県労働組合総連合などでつくる市民団体の支援を受けている。西川氏は三期十二年の実績を強調し、県経済団体連合会など幅広い団体・企業などの支援を受けている。

　県議選は福井市、敦賀市、小浜市三方郡三方上中郡、あわら市、越前市今立郡南条郡、吉田郡、丹生郡の七選挙区で選挙戦となった。五選挙区は無投票で、既に三日の告示日に現職十一人が当選を決めている。

　投票は午前七時から県内四百十一カ所の投票所で受け付けし、午後八時まで実施（一部繰り上げ）。開票は敦賀市など六市七町で午後九時、福井市など三市一町で午後九時十五分から始まる。知事選の大勢が判明するのは午後十時半ごろ。県議選は大半が午後十一時半ごろだが、福井市選挙区のみ午前零時を超える見込みだ。

　県選管の開票速報は、午後九時四十分から二十〜三十分おきに県選管ホームページ（「福井県選管」で検索）で発表する。　（西尾述志、塚田真裕）