福井

知事選、金元氏が出馬会見

2015年2月27日

 共産党県書記長の金元幸枝さん(56)=永平寺町松岡宮重=の知事選(四月十二日)の立候補会見が二十六日、県庁であった。原発再稼働阻止や若年層の安定雇用、子育て応援などを掲げ、「県民が安心して暮らせる県政を目指す」と語った。

 昨年十二月に九度目の衆院選を戦ったばかり。初の知事選に戸惑いもあるが「消費税増税や集団的自衛権の問題など安倍政権の暴走を今度こそとめなければ」と強い意欲を示した。原発の集中立地県として再稼働反対を強調。北陸新幹線など大型公共事業を見直し「ブラック企業」の規制に向けた条例制定や医療費の窓口無料化を実現させると述べた。

 党県委員会が候補者調整を続けてきた県労連や県民医連などで構成する「県民が主人公の県政をつくる会」の推薦を受けた。県選管によると、立候補すれば、知事選初の女性候補者となる。

 知事選では、現職の西川一誠知事(70)が四選を目指して昨年十一月に立候補を表明。自民、民主党、公明の各党の県組織が推薦を決めている。

 (北原愛)