福井

知事選、共産の金元氏が出馬へ

2015年2月26日

金元幸枝氏

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 共産党県委員会は二十五日、任期満了による知事選(四月十二日)に党県書記長の金元幸枝氏(56)を擁立すると発表した。二十六日に正式表明する。

 金元氏は福井大教育学部卒。赤旗記者を経て一九八七(昭和六十二)年に党県委員となり、二〇〇六年一月から党県書記長。

 昨年十二月の衆院選では福井1区から立候補して、消費税増税反対や原発即時ゼロを訴えた。知事選は初挑戦となる。

 金元氏は市民団体などが関西電力高浜原発3、4号機の再稼働反対を訴える二十万人超分の署名を、西川一誠知事(70)に直接手渡そうとして実現しなかった問題が出馬を決めた要因の一つだと説明。「現職には県民にきちんと向き合う姿勢が感じられず、これではいけない」などと話した。

 知事選には西川氏が既に四選目指して立候補すると表明。自民、民主、公明の各県組織が推薦を決めた。