福井県の西川一誠知事（６９）＝写真＝は、来春の知事選に四選を目指して立候補する意向を固めた。二十八日の県議会十二月定例会開会日に正式に表明する。同県知事選で出馬が明らかになったのは初めて。

　複数の関係者によると、西川氏は二十日までに後援会幹部や一部の県議に立候補の意向を伝えた。前回と同様に無所属で出馬し、県内各政党や各団体に支持を求めていく見通し。

　民主党県連は西川氏が出馬すれば推薦する方針。一方、自民党県連の山本拓会長は「連続三期務めた知事は推薦しない」という党本部要綱を理由に別の候補者擁立を模索している。共産党県委員会も独自候補の擁立を目指している。